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OpenBSD設定

*BSD系はrc機構など似ている部分もありますが、設定ファイルやその配置など、細かい方言の違いがあります。忘れないようにメモをしておきます。作成はOpenBSD 6.7Rをベースにしています。

/etc/配下(標準導入)

fstab

FreeBSDと同じ。パーティーションのマウント情報など。インストール時のまま。

hostname.if名

インタフェースのIPアドレスを設定。"if名"の部分は、ifconfig等で表示されるインタフェース名に置き換える。サブネットマスクの表記は、16進表現でもどちらでも良いらしい。
メディアやIPv6なども設定できるので、詳細はman hostname.ifを参照のこと。

my_openbsd# cat hostname.vio0
inet 192.168.0.1 0xffffff00
inet 192.168.0.1 255.255.255.0

hosts

ローカルホストでの名前解決用。後述するmynameと整合性を取る。

my_openbsd# cat hosts
127.0.0.1 localhost
::1 localhost
192.168.0.1 my_openbsd.localnet my_openbsd

installurl

syspatchやpkgインストール用のURIを指定。原則、近くて広帯域のサイトが良い。分からなければそのままでも問題ない。

my_openbsd# cat /etc/installurl
#https://cdn.openbsd.org/pub/OpenBSD
https://ftp.riken.jp/pub/OpenBSD/

localtime

タイムゾーンの設定。インストール時に設定する。シンボリックリンクなので、後からでも変更できる。

my_openbsd# ls -lag /etc/
lrwxr-xr-x 1 root wheel 30 Nov 5 2019 localtime -> /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo

mail/

メールサーバ(smptd)の設定。外部向けに公開する場合は特に重要。

master.passwd, passwd

mygate

デフォルトゲートウェイ、デフォルトルータの設定。

my_openbsd# cat /etc/mygate
192.168.0.254

myname

ホスト名の設定。

my_openbsd# cat /etc/myname
my_openbsd.localnet

newsyslog.conf

ログローテーションの設定。

pf.conf

ファイアウォールの設定。ここの作り込みが肝。

rc.conf

rc機構の設定。FreeBSDのように激しく設定変更することはない印象。

resolv.conf

名前解決の設定。

my_openbsd# cat resolv.conf
lookup file bind
nameserver 192.168.0.254
nameserver 8.8.8.8

ssh/

sshdに関する設定。Listenポート番号の変更など。

/etc/配下(追加導入)

letsencrypt

Let's Encryptに関するcerbotで使用するディレクトリ。

lighttpd.conf

Webサーバ、lighttpdの設定ファイル。

php-7.3.ini, php-fpm.conf

Webサーバ、lighttpdの設定ファイル。

このサイトは、以上になります。